リボンには、便利な機能が潜んでいます。すべての機能を把握するのは難しいですが、個人的に便利だと思う機能をいくつかご紹介します(練習ファイルあり)
目標値の計算<上級>
目標利益額を達成するには、商品を何個売れば良いか、と言った質問がある場合に「ゴールシーク」という機能が使えます。例えば、下記のような商品Aがあったとします。あらかじめ、C8からC11には、計算式を入れておきます

「データ」→「What if 分析」の「ゴールシーク」をクリック。ポップアップ画面が出たら、下記のように入力。この例では、目標利益を\100,000としたので、「目標値」に「100000」と入れました

「OK」をクリックすると、C7セルに「610」個と回答が表示されます。

文字列の分割<中級>
下記のように列Bに郵便番号、都道府県、市区町村が1つのセルに入っているとします。これを分割したい場合に使えます

「データ」→「区切り位置」をクリック

ポップアップ画面にある指示に従って「次へ」または「完了」をクリックしてください。列幅の調整や、区切り場所などを移動することもできます

表示先をD3としたので、下記のようにD3が左上角となり、分割されて表示されました

リンクの作成<中級>
Excelファイルに他ファイルへのリンクやウェブサイトへのリンクを作成することができます
「挿入」→「リンク」をクリック

ポップアップ画面の「ファイル、Webページ」から、3つの選択肢「現在のフォルダー」「ブラウズしたぺージ」「最近使ったファイル」のいずれかを選び、リンクしたいファイルやWebサイトを指定すれば、Excel内にリンクを作成することができます

具体例を一つ。Google サイトへのリンクをB2セルに作成したい場合、B2セルを選択した状態で「挿入」→「リンク」をクリック。「ファイル、Webページ」からの「ブラウズしたぺージ」。下方の「アドレス」にGoogleのサイトアドレスをコピーし貼り付け。リンク名に「Google リンク」と付けたければ、上方の「表示文字列」に「Google リンク」と上書き入力します。B2セルにリンクができました

もう一つ、紹介します。同じファイル内の別シートに飛びたい場合に使います。この例では、「売上日報」というシートに飛びたいとします。「このドキュメント内」からの「売上日報」をクリック。「セル参照を入力してください」に移動後シートのセルを指定。ここでは、A1セルを指定しています。「表示文字列」にて好きなリンク名を付けることができますが、ここでは自動入力されているまま、「OK」をクリック。すると、下記のような「売上日報!A1」へ飛ぶリンクができました

なお、この「ハイパーリンクの挿入」ポップアップ画面へのショートカットキーは、
「Ctrl + K」です
数式の表示<初級>
数式が入っているセルに数式を表示したい場合、「数式」→「数式の表示」
元に戻すには、再度、「数式の標示」をクリック

データ分析からのグラフ<中級>
グラフやピボットテーブルを「データ分析」から作ることもできます。
グラフやピボットを作成したい表全体を選択し、「ホーム」→「データ分析」をクリックすると、右にグラフやピボットの候補が表示されます。一つ選択、挿入ボタンをクリックすると作成されます。必要に応じて加工し、使用します

表の行/列入れ替え<初級>
下記表の行と列を入れ替えたい場合、表全体をCtrl + Cでコピー、貼り付け先のB9セルをクリック。「ホーム」→「貼り付け」→をクリックします

印刷設定<初級>
印刷を指示してからも設定できますが、「ぺージレイアウト」の「印刷タイトル」で設定することも可能です。「ページ」「余白」「ヘッダー/フッター」「シート」の設定が可能です。印刷の向きや、余白の設定、ヘッダー/フッターを入れたい場合など、まとめて設定できて便利です

「シート」タブの具体例を一つ。「シート」タブの「タイトル行」に「$1:S1」と1行目を指定します。こうすると、複数ページの印刷になった場合でも、1行目にある項目を印刷します

練習ファイル
良かったら、ご利用ください
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