Excel 機能の「データの入力規則」の「リスト」について、紹介します。「データの入力規則」には「リスト」以外もありますが、ここでは、最も頻繁に使う「リスト」に特化して説明します。便利なので、ぜひ、使ってみてください。(練習ファイルあり)
リスト作成の基礎
「データの入力規則」の「リスト」という操作について、リスト作成方法の基礎から、ご紹介します。下記表をご覧ください。列Bは「月」、列Cは「野菜、果物、肉」のいずれか、列Dは「商品 」6種類のいずれかが入力されています。項目ごとに入力するアイテムが確定している場合、「データの入力規則」の「リスト」が使えます

列C「カテゴリー」の「野菜、果物、肉」のリスト化を試してみましょう。C3セルをクリックします

「データ」→「データの入力規則」を選びます

「入力値の種類」から「リスト」を選びます

次に「元の値」に「野菜, 果物, 肉」と、3つのカテゴリーをタイプします。この時、必ず、半角「,」で区切ってください。最後に「OK」をクリック

これで、C3セルをクリックすると下▽が表示され、下▽をクリックすると、タイプしたカテゴリーが選べるようになります。

リストを手入力でタイプした場合、入力ミスが発生してしまうことも。この方法を使えば、入力ミスを避けられます。特に複数の人とファイルを共有していて、各位がデータを追加していく場合など、リスト化することで、入力ミスを避けることができます。入力ミスがあると、フィルターが上手く機能しなかったりするので、特に共有ファイルでは可能な限り、リスト化することをお勧めします
リストテーブルを別に作成し参照する
リストの作り方は他にもあります。「元の値」に「野菜, 果物, 肉」とタイプせず、参照するリストを作成します。同じシート内、または、別のシートに参照リストを作成します。下記例では、同じシートのG2:G5にリストを作りました。リストの選択肢が多い場合は、参照リストを作る方が便利です

C3セルをクリック、「データ」→「データの入力規則」→ 「入力値の種類」:「リスト」→「元の値」を入力する箇所をクリック。参照リストのG3をクリックしながら、G5までドラッグし、G3:G5を選択します。すると、下記のように「元の値」に「=$G$3:$G$5」が入ります。最後に「OK」をクリック


この方法でも、リストをタイプしたときと同じように、リストが表示されます

C3セルをコピーし、C4から必要な行のセルまでペーストすれば、各セルでも同じように下▽が出て、選択肢からカテゴリーを入力することができます。
同じ要領で、「月」と「商品」もリスト化して選択肢からの入力ができるように試してみてください
練習ファイル
良かったら、ご利用ください
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